時間的価値について
eワラントを購入するにあたって知っておきたい時間的価値について紹介します。理解するとどのeワラントを購入するかの判断材料になり便利です。
eワラントの価格は本源的価値と時間的価値とで構成されています。本源的価値とは現在の株価のまま満期日が来たときの価格です。これに対し時間的価値は満期日まで株価が増加するかもしれないという期待を価格にしたものだと考えていただければよいと思います。
時間的価値は時間とともに減少しますので、株価に変化がなくてもeワラント価格は減少することとなります。そのため時間的価値をちゃんと理解していないと売買の判断が鈍ることにもなりますのでしっかり理解しましょう。
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本源的価値と時間的価値の内訳
eワラント価格は本源的価値と時間的価値とで構成されていて、時間的価値の内訳については次のような傾向があります。
三菱商事(2006/4/13) |
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権利行使価格 |
満期日 |
本源的価値 |
時間的価値 |
1日あたりの
時間的価値
の減少 |
17回 |
2500円 |
6/21 |
5.35 |
2.28 |
0.028 |
18回 |
2500円 |
8/16 |
5.35 |
3.54 |
0.021 |
21回 |
2500円 |
11/15 |
5.35 |
5.05 |
0.016 |
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上記の表を見てもらうと分かるように、満期日が遠いほど時間的価値は大きくなります。満期日が遠い方が株価の上がる可能性も高いですから当然でしょうか?
また、満期日が遠いほど1日あたりの時間的価値の減少は少なく、満期日が近いほど1日あたりの時間的価値の減少は大きくなります。
満期日近くの銘柄は時間的価値の減少が大きくなる場合が多いため注意が必要です。
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