eワラントの大きな魅力であるギアリングについて解説

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ギアリングとは

 ギアリングはてこの原理のことでeワラントの魅力の一つとなっています。

 ギアリングは対象原資産1単位と1原資産当たりに換算したeワラントの価格の金額比を表しています。但し、将来のeワラントの値動きについて示唆するものではないため、ギアリングの値が大きいからといって大きな値動きが期待できるとは限りません。

 値動きの大きさはデルタを考慮した実行ギアリングが参考になります。

ギアリング = 対象原資産の価格 × 1ワラント当たり原資産数 ÷ eワラント価格

 H18.4.28富士通の終値時点での価格を例にすると

ギアリング = 949円 × 0.1 ÷ 6.81 = 13.93

 ということになります。すなわち富士通コール71回は、同じ金額だけ富士通株を購入した場合と比べ13.93倍のリスクをとっていることとなります。

 しかし、ここで注意したいのはeワラントの価格は株価と完全に一致した動きをしないということです。株価が1%上がったからといって、eワラント価格は (1%×ギアリング) 分上がるとは限らないのです。実際eワラントの値動きは (1%×ギアリング) より小さくなります。

 このような株価とeワラント価格との連動性の割合をデルタといいます。



実効ギアリングとは

 先ほどの富士通コール71回でいうと、ギアリングは13.93倍ですが、その値動きはデルタが0.7とあるように、富士通株の70%の値動きしかしないということになります。

 すなわち、値動きが株価の70%なので変動リスクが小さいということになります。

 よって、実際のリスクはギアリングではなくデルタを考慮した実効ギアリングで表されるということです。

実効ギアリング = ギアリング × デルタ

 富士通の例でいうと

実効ギアリング = 13.93 × 0.7 = 9.75

 という感じになります。

 実際のリスクを見る上で実効ギアリングは一番参考になると思います



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